計算ツール集 > 物流・在庫・サプライチェーン > 発注点・安全在庫シミュレーター

Reorder Point Simulator

発注点・安全在庫シミュレーター

いつ・何個発注すれば欠品しないか

年間需要量・発注コスト・保管コスト・リードタイムなどから、EOQ、発注点、安全在庫、平均在庫などをまとめて計算します。

入力

年間ベースの需要・コスト情報と、需要のばらつき・リードタイムを入力してください。

1年間に出荷・販売される数量

発注1回ごとにかかる事務・輸送コストなど

在庫1個を1年間保管するのにかかる費用

発注してから納品されるまでの日数

1日あたり需要の標準偏差(変動の大きさ)

欠品をどこまで許容するかで安全係数が変わります

EOQ(経済的発注量)

—

√(2 × 年間需要量 × 発注費用 ÷ 保管費用)

発注点

—

1日あたり需要 × リードタイム + 安全在庫

安全在庫

—

安全係数 × 標準偏差 × √リードタイム

安全係数(Z値)

—

選択したサービス率に対応

平均在庫

—

安全在庫 + EOQ ÷ 2

最大在庫

—

安全在庫 + EOQ

発注サイクル

—

EOQ ÷ 1日あたり需要

年間発注回数

—

年間需要量 ÷ EOQ

在庫の増減イメージ(のこぎり波)

在庫水準の推移イメージ 発注サイクルごとに在庫が増減する様子を示すのこぎり波グラフです。

在庫が発注点まで下がったタイミングで発注し、リードタイム後に届いて在庫が最大在庫まで回復する、という繰り返しを表しています。

発注点・安全在庫とは?

発注点・安全在庫シミュレーターは、「いつ」「何個」発注すれば欠品を避けつつ、在庫コストも抑えられるかを計算するツールです。EOQ(経済的発注量)は、発注コスト(発注回数が増えるほど増加)と保管コスト(在庫量が増えるほど増加)の合計が最小になる、最も経済的な1回あたりの発注量です。発注点は、在庫がこの水準まで減ったタイミングで発注すべき在庫量で、リードタイム中に消費される見込み需要に、欠品を防ぐための安全在庫を加えて計算します。安全在庫は、需要のばらつき(標準偏差)とリードタイムの長さ、そして自社が許容できる欠品率(サービス率)に応じて決まり、サービス率を高く設定するほど安全在庫は増え、欠品リスクは下がる一方で保管コストは増加するというトレードオフの関係にあります。

サービス率(欠品許容率)は何%に設定すればいいですか?

欠品による機会損失の大きさと、保管コストの増加のバランスで判断します。欠品すると顧客離れにつながりやすい重要品目は99%以上、多少の欠品が許容できる品目は90〜95%程度など、品目の重要度に応じて使い分けることをおすすめします。

EOQモデルは、どんな品目にも使えますか?

EOQモデルは、需要が比較的安定している品目を前提とした簡易モデルです。季節変動が大きい商品や、需要が急激に変化する新商品などには、そのまま適用すると誤差が大きくなる可能性があるため注意が必要です。

リードタイムが長いと、発注点はどう変わりますか?

リードタイムが長いほど、発注してから届くまでの間に消費される需要量が増えるため、発注点は高くなります。あわせて、安全在庫を計算する際の「√リードタイム」の項も大きくなるため、安全在庫も増加する傾向があります。

「安全係数(Z値)」とは何ですか?

安全係数(Z値)は、選択したサービス率に対応する、標準正規分布上の値です。サービス率90%ならZ値は約1.28、99%なら約2.33というように、サービス率が高いほどZ値も大きくなり、それに応じて安全在庫も増加します。

発注コストや保管コストが正確に分からない場合はどうすればいいですか?

発注コストは、発注業務にかかる人件費や輸送手配費用などから概算し、保管コストは、倉庫の賃料・保険料・在庫の資金コストなどを在庫金額に対する年率として見積もる方法が一般的です。正確な値が分からなくても、大まかな見積もりから始めて、実績を見ながら調整していく形で問題ありません。

※本ツールの計算結果は目安です。EOQモデルは需要が安定していることを前提とした簡易モデルであり、季節変動や急な需要変化には別途対応が必要です。実際の発注方針の決定は、実績データや現場の状況もあわせてご確認ください。最終更新日:2026年8月16日。