Labor Cost & Productivity
人件費は売上に対して適正か
売上高・人件費・利益・従業員数などを入力すると、人件費率から人時生産性まで、人事・労務の主要指標をまとめて計算します。
年間ベースの数値を入力してください(各数値は直接入力も可能です)。
年間の売上高
給与・賞与・法定福利費など、年間の人件費合計
売上高から売上原価を差し引いた売上総利益
外部購入価値を引いた額(粗利益とほぼ同額のことが多い)
本業の利益(年間)
正社員換算した従業員数
全従業員の年間実労働時間の合計
費用構造
人件費率
—
人件費 ÷ 売上高
労働分配率
人件費 ÷ 付加価値額
一人当たり指標
労働生産性
—
付加価値額 ÷ 従業員数
一人当たり売上
—
売上高 ÷ 従業員数
一人当たり利益
—
営業利益 ÷ 従業員数
一人当たり人件費
—
人件費 ÷ 従業員数
人時指標(労働時間1時間あたり)
人時生産性
—
付加価値額 ÷ 総労働時間
人時売上高
—
売上高 ÷ 総労働時間
人時粗利
—
粗利益 ÷ 総労働時間
費用構造
一人当たり指標
人時指標
人時生産性と人時粗利は似ていますが、前者は「付加価値額」、後者は「粗利益」を使う点が異なります。この2つがほぼ同じ値になる場合、付加価値額と粗利益がほぼ一致している(一般的な中小企業でよくあるケース)ことを意味します。労働分配率は70%を超えると人件費負担が重いとされることが多く、業種平均と比較して判断するのが基本です。
人件費・生産性分析ツールは、売上高や利益に対して人件費が適正な水準にあるか、そして従業員1人・1時間あたりでどれだけの価値を生み出しているかを、複数の指標からまとめて確認するツールです。人件費率は売上高に対する人件費の割合、労働分配率は、企業が生み出した付加価値額のうちどれだけを人件費に配分しているかを示す指標で、一般的に70%を超えると人件費負担が重いとされることが多いですが、業種によって適正水準は異なります。労働生産性や一人当たり売上・利益・人件費は、従業員1人がどれだけの成果を生んでいるかを示し、人時生産性・人時売上高・人時粗利は、それを労働時間1時間あたりに換算した指標です。特に人時生産性と人時粗利は、付加価値額と粗利益という異なる基準を使う点に違いがあり、両者を比較することで自社の利益構造への理解を深められます。
一般的に70%を超えると人件費負担が重いとされることが多いですが、業種によって適正水準は大きく異なります(労働集約型のサービス業は高め、資本集約型の製造業は低めになる傾向があります)。自社の業種平均や過去の推移と比較して判断することが基本です。
付加価値額は、企業が自らの活動によって新たに生み出した価値を指し、算出方法には控除法(売上高から外部購入価値を差し引く)と加算法(人件費・利益・減価償却費などを積み上げる)があります。中小企業では粗利益とほぼ同額になることも多いですが、厳密には異なる概念です。
問題ありません。むしろ、付加価値額と粗利益がほぼ一致している一般的な中小企業でよく見られるケースです。両者に大きな差がある場合は、付加価値額の算出方法(外部購入価値の範囲など)を見直す価値があります。
付加価値額を増やす(値上げ・高付加価値商品へのシフトなど)か、同じ付加価値額をより少ない人員・労働時間で生み出す(業務効率化、DX化など)かの、大きく2つの方向性があります。両方を同時に進めることが理想的です。
年次の決算データをもとに年1回確認するのが基本ですが、月次・四半期ごとの試算表があれば、より頻繁にトレンドを追うことも可能です。特に人件費率や労働分配率は、賞与支給月などで一時的に変動しやすいため、年間を通じた推移で見ることをおすすめします。
※本ツールの計算結果は目安です。付加価値額の算出方法(控除法・加算法)や業種によって適正水準は異なります。実際の経営判断・税務・労務に関わる相談は、税理士・社会保険労務士・中小企業診断士など専門家にご確認ください。最終更新日:2026年8月15日。