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Standard Time

標準時間計算ツール

作業にかかる「適正な時間」を算出

観測時間・レイティング係数・余裕率・生産数量から、正味時間、標準時間、正味生産時間、標準生産時間をまとめて計算します。

01 — 正味時間

標準的な速さで作業した場合の1個あたりの時間

ストップウォッチなどで観測した1個あたりの作業時間と、作業者の速さを補正するレイティング係数を入力してください。

実際に観測した1個あたりの作業時間

標準的な速さを100%とした場合の作業速度の評価

正味時間

—

観測時間 × レイティング係数 ÷ 100

02 — 標準時間

正味時間に、疲労や打ち合わせなどの余裕分を加えた時間

正味時間に対して見込む余裕率と、余裕率の算定方式を選んでください。正味時間は上記01の結果を使用します。

用達・疲労回復・打ち合わせなどに充てる時間の割合

余裕率を何に対する割合として扱うかの方式

標準時間

—

正味時間 ×(1+余裕率)

03 — 正味生産時間・標準生産時間

生産数量ぶんをまとめると、合計でどれくらいの時間になるか

予定している生産数量を入力してください。

対象期間に生産する予定の数量

正味生産時間(合計)

—

正味時間 × 生産数量

標準生産時間(合計)

—

標準時間 × 生産数量

標準時間とは?

標準時間とは、その作業に習熟した人が、標準的な速さ・条件で作業を行った場合にかかる、1個あたりの適正な作業時間のことです。まず、ストップウォッチなどで実際に観測した時間(観測時間)に、作業者の速さのクセを補正する「レイティング係数」をかけて、標準的な速さに換算した「正味時間」を求めます。しかし正味時間だけでは、用達や疲労回復、打ち合わせなど、作業そのもの以外にどうしても必要になる時間(余裕時間)が考慮されていません。そこで正味時間に余裕率を加味したものが標準時間です。余裕率の加え方には、正味時間に対する割合として加える「外掛け法」と、標準時間に対する割合として加える「内掛け法」の2種類があり、どちらを使うかによって同じ余裕率でも計算結果がわずかに異なります。標準時間は、生産計画の立案や、作業者の適正な人員配置、賃金制度の基礎資料として活用されます。

レイティング係数はどうやって決めるのですか?

観測した作業者の動作の速さ・巧みさを、経験豊富な観測者が「標準的な速さ」を100%として主観的に評価し、係数化します(例:やや速ければ110%、やや遅ければ90%など)。観測者の熟練度によって評価がぶれやすいため、複数人で観測・評価をすり合わせることが望ましいとされています。

外掛け法と内掛け法、どちらを使えばいいですか?

どちらも広く使われていますが、内掛け法は「標準時間に対して余裕率分の時間が含まれる」という考え方のため、余裕時間の管理がしやすいとされる一方、外掛け法は正味時間さえ分かればすぐ計算できるシンプルさがあります。企業や業界の慣習に従って統一的に使うことが重要です。

余裕率にはどのようなものが含まれますか?

一般に、人によらず発生する「用達余裕」(トイレなど生理的necessities)、「職場余裕」(打ち合わせ・小休止など)、作業内容に応じた「作業余裕」(材料の準備・工具の調整など)、疲労回復のための「疲労余裕」などに分類されます。業種・作業内容によって適正な余裕率は異なります。

標準時間は一度決めたら変えなくていいのですか?

いいえ、設備の更新や作業方法の改善、習熟度の向上などにより、実際にかかる時間は変化していきます。定期的に観測・見直しを行い、実態に合わない標準時間のまま運用を続けないようにすることが重要です。

標準時間はどんな場面で使われますか?

生産計画・納期の見積もり、必要な人員数の算出、原価計算(労務費の見積もり)、出来高給などの賃金制度の基礎資料、作業改善の効果測定など、生産管理・原価管理の幅広い場面で活用される基礎的な指標です。

各項目の計算式

正味時間:観測時間 × レイティング係数 ÷ 100

余裕率(外掛け法):余裕時間 ÷ 正味時間 × 100

余裕率(内掛け法):余裕時間 ÷ 標準時間 × 100

標準時間(外掛け法):正味時間 ×(1+余裕率)

標準時間(内掛け法):正味時間 ÷(1-余裕率)

※本ツールの計算結果は目安です。実際の作業標準の設定は、複数回の測定や現場の実態もあわせてご確認ください。最終更新日:2026年8月17日。