Flow Number Analysis
仕掛品が滞留していないかチェック
期別の生産量・受注量(出荷量)から累積グラフを作成し、見込生産なら製品在庫量・製品在庫期間、受注生産なら受注残・平均納期を計算します。
01 — 生産形態
生産形態によって、2本の累積曲線の差の読み方が変わります。
見込生産:生産が受注(出荷)に先行し、差が在庫になります/受注生産:受注が生産に先行し、差が受注残になります
02 — 期別データ
古い順に入力してください。期は自由に追加・削除できます。値を編集・追加・削除すると自動で再計算されます。
値を編集・追加・削除すると自動で再計算されます。
| 期 | 生産量(個) | 出荷量(個) | 削除 |
|---|
03 — 累積グラフと分析結果
縦の差(点線)が数量、横の差(点線)が期間を表します。
製品在庫量
—
最終期の累積生産量 - 累積出荷量
製品在庫期間
—
最終期の累積出荷量に、累積生産量が到達した時点との差
流動数分析とは、生産量や受注量(出荷量)を期ごとに積み上げた「累積曲線」を2本描き、その差から在庫や納期の状況を読み取る分析手法です。見込生産(先に作って売る方式)の場合は、累積生産量と累積出荷量の2本の曲線を比較し、縦方向の差が「その時点で倉庫に眠っている製品在庫量」を、横方向の差が「作った製品が売れる(出荷される)までにかかっている平均的な期間(製品在庫期間)」を表します。受注生産(注文を受けてから作る方式)の場合は、累積受注量と累積生産量を比較し、縦方向の差が「まだ生産できていない受注残」を、横方向の差が「注文を受けてから完成するまでの平均納期」を表します。2本の曲線の間隔が時間とともに広がっている場合は、生産が需要(または受注)に追いついておらず、在庫や納期の悪化が進行していることを示すサインです。
どちらも重要ですが、見ている課題が異なります。縦の差(在庫量・受注残)は「今どれだけの量が滞留しているか」という量的な問題を、横の差(在庫期間・平均納期)は「どれだけの期間がかかっているか」という時間的な問題を示します。在庫のコストを重視するなら縦の差、顧客への納期対応力を重視するなら横の差により注目するとよいでしょう。
見込生産であれば、生産が出荷(販売)のペースを上回り続けており、在庫が積み上がっている状態です。受注生産であれば、受注のペースに生産が追いつかず、受注残が膨らみ続けている状態を意味します。どちらも早めに生産計画やリソース配分の見直しが必要なサインです。
受注生産の文脈では、通常は受注が先行し生産が後を追う形になるため、生産が受注を上回ることは基本的に想定されていません。もし生産量が受注量を上回るデータが入力された場合、見込生産的な要素が混ざっている可能性があるため、データの性質を見直すことをおすすめします。
期ごとのデータは離散的(飛び飛び)な値しかないため、正確に「累積生産量がある値に達した日」はデータ上の期と期の間にあることが多いです。前後の期の値を直線でつないだと仮定して、目的の値に到達するタイミングを比例計算で推定するのが線形補間です。
期の数が少なくても計算自体は可能ですが、傾向を読み取るには一定期間(例えば6〜12期程度)のデータがあると、季節変動や一時的な変動に左右されにくい、より信頼性の高い分析ができます。
縦の差(在庫量/受注残):最終期の累積生産量 - 最終期の累積受注量(出荷量)
横の差(在庫期間/平均納期):最終期の累積受注量(出荷量)と同じ水準に、累積生産量が到達した時点との期間の差(線形補間で算出)
2本の累積曲線を重ねたとき、縦方向の隔たりは「ある時点での仕掛かり・在庫の量」を、横方向の隔たりは「同じ数量が生産から出荷(または受注から生産)に至るまでの平均的な期間」を表します。
※本ツールの計算結果は目安です。期ごとの値が一定でない場合、横の差(期間)は線形補間による近似値です。実際の生産計画・在庫方針の判断は、現場の実態もあわせてご確認ください。最終更新日:2026年8月17日。